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PowerChute Business Edition v10.0.0 SUA750RMJ1UBのスケジュールシャットダウンで指定した起動時刻にサーバが起動しない

このページでは、PowerChute Business Edition v10.0のスケジュールシャットダウン実行時にサーバが指定時刻に起動しない問題について説明しています。
【対象製品】

以下の組合せにおいてまれに発生することが確認されております。
PowerChute Business Edition v10.0.0
対象UPS: SUA750RMJ1UB (販売終了, 製品名 Smart-UPS 750 RM)

本問題はバージョン10.0.3以降のバージョンで解消しています。
ご登録されているClub APCで最新バージョンをダウンロード、
インストーラーを起動してアップデートインストールしてください。


以下、アップデートせずにv10.0.0を使用し続ける場合の本コンテンツ添付のファイルを使用した対処方法です。

【問題の概要】
PowerChute上で「スケジュールされたシャットダウン」の実行、
またはUPSSleepによるスケジュールシャットダウン処理において、指定した起動時刻になってもサーバが起動しない

【問題の発生条件】
以下のどちらかの場合に本事象がまれに発生することがあります。
・ 「スケジュールされたシャットダウン」を用いてスケジュールタスクを実行したとき
・ UPSSleepを使ってスケジュールシャットダウンを実行したとき

【原因】
スケジュールで指定した時刻までUPSがスリープ状態となるようにPowerChuteはUPSに対してスリープ命令を書き込みます。
本来は上記によって、UPSがスリープ状態に移行し、スリープカウントが完了した時点(起動時刻)で自動的にUPSは復電し、サーバも起動します。

本問題は、PowerChuteからスリープ命令実行時に、UPSの内部処理の応答遅延が原因で発生します。
3秒以上UPSから応答が遅延した場合にPowerChuteはスリープ命令をキャンセルし、サーバのシャットダウンのみを実行します。
その結果、UPSはスリープ状態には移行せずにオンライン状態を継続するため、スケジュールの指定時刻にサーバは起動しません(UPSの自動復電が行われないため)。

【回避方法】
以下の手順の通り、本ページからファイルをダウンロードし、既存のファイルと置き換えることで事象の回避ができます。
1. PowerChuteのサービスを停止します
2. <PCBEインストールフォルダ>¥agent¥comp内の"MicroLinkPowerSource.jar"の名前を変更します

例:back.MicroLinkPowerSource.jar
3. 本ページからダウンロードしたファイル"MicroLinkPowerSource.jar"を上記フォルダにコピーします
4. pcbeconfig.iniの[LostComms]セクションに"WriteTimeout=10"を追記します
例:
[LostComms]
WriteTimeout=10
5. PowerChuteサービスを再度起動します

APC 日本

添付

MicroLinkPowerSource.jarMicroLinkPowerSource.jar [1.32 MB]
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製品群:
PowerChute Business Edition
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