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PowerChute Network Shutdown 電源障害時のシャットダウンシーケンス (Smart-UPS SMTシリーズ 1000VA以上)

PowerChute Network Shutdown利用時の電源障害発生後、UPSへのシャットダウン命令の送信のタイミング、
UPSの出力停止から、電源回復後の出力開始までの設定方法の説明です。

【対象UPS】
アウトレットグループがある 1000VA以上のSmart-UPS

・ Smart-UPS LCD SMTシリーズ
SMT1000J, SMT1500J, SMT2200J, SMT3000J
SMT1500RMJ2U, SMT3000RMJ2U

(SMT500J, SMT750J, SMT750RMJ1U, SMT1200RMJ1U, SMT1K2RJ1U は本コンテンツの対象外です)

sequence

シャットダウンシーケンス

Main Outletを持つSmart-UPSでは
出力の停止:            Outlet Group1, Main UPS Outletsの順で停止
起動時の出力開始:   Main UPS Outlets, Outlet Group1の順で起動
の順序で作動します。


コンピュータがシャットダウンプロセスを開始してからUPSが出力停止するまでの時間設定、
電源障害回復後のUPS自動起動やUPS Turn Offの動作は、UPSに装着されている
Network Management Cardに対して設定します。

[Network Management Card へのアクセス]
PowerChute Network Shutdownの画面から ▼UPS Information 以下UPS型番の "Configuration"
もしくはWebブラウザから"http://[ Network Management CardのIPアドレス ] で
Network Management Cardにアクセスしてください。


【設定項目】

1. Power Off Delay

UPSのシャットダウンシーケンスが開始されてから各コンセントの出力が停止するまでの時間です。(最小値120秒)
先にOutlet Group1が停止し、そのあとにMain UPS Outletsが設定した時間で停止します。

● UPS OutletsをもつSmart-UPS SMTシリーズの場合
シャットダウンシーケンスが実行されると、Outlet Group1の出力を停止したのち、
Main UPS Outletsの出力停止のカウントダウンが開始します。
・ 仕様上、Outlet Group1よりも先にMain UPS Outletsを停止することはできません。
・ PowerChute Network Shutdownのコマンド実行が設定されている、
もしくは仮想化環境での使用の場合にはその時間も含めて自動でPower Off Delayに計算され反映されます。

[設定方法]
設定画面 (図1) Configuration → Outlet Groups → Outlet Group Settings を表示します。
ここでMain UPS Outlets, Group 1 (Outlet Group 1) の設定していくアウトレットを選択します
Sequencing(図2) → Power Off Delay: に 時間 (秒, 最小値120秒) をそれぞれのコンセントに対して設定します。

2. Reboot Duration
他のコンセントグループに関係なく、少なくともここで指定した時間の間、個別のグループを電源オフのままにします。

[設定方法]
設定画面 (図1) Configuration → outlet groups → Outlet Group Settings を表示します。
"対象Outlet Group選択"Sequencing(図2) → Reboot Duration: に時間(秒・選択変更可能)を設定します。

3. Sleep / Turn Off
シャットダウンプロセス終了時にUPSをスリープ状態に移行させ、UPS自身が電源障害復旧時に自動起動できるように設定。
またはシャットダウンプロセス終了時にUPSをOFFするように設定するのかにより動作が異なります。

[設定方法]
・ シャットダウンプロセス終了時UPSをスリープ状態にし電源障害復旧後、UPS自身が自動起動出来るようにする場合
設定画面 Configuration → Shutdown → On-Battery Shutdown Behavior:(図3)
の設定を Restart when power is restored に設定します。

・ シャットダウンプロセス終了時UPSをOFFにする場合
設定画面 Configuration → Shutdown → On-Battery Shutdown Behavior:(図3) の設定を Turn off Stay off に設定します。
【注意事項】
Turn Off Stay Off に設定した場合、シャットダウンプロセス終了時にUPSはTurn Offし、
電源障害復旧後にUPSは自動起動しません。
UPSを起動するには手動で電源ボタンを押す、または Network Management CardなどからTurn Onします。


4. Power On Delay/Min Return Runtime
電源障害によるシャットダウンの後、 UPSをオンする為に必要な最低限のバッテリ容量、待機時間をカウントします。
電源障害発生時、復電しても再度電源障害が発生することを想定した場合、
バッテリー充電容量が下がっている状態でUPSとOSを再起動させると、再度電源障害が発生した際に、
OSのシャットダウン途中でUPSのバッテリが尽きてしまうことも考えられます。
これを防止する為に、一定容量充電されるまでUPSを起動しないように設定することが可能です。

[設定方法]
・ 設定画面 (図1)  タブ[UPS] → Configuration → outlet groups → Outlet Group Settings → ここで対象Outlet Groupを選択します
Sequencing(図2) → Power on Delay: に待機時間を秒で設定します。

Network Management Card画面

01

図1. Outlet Group Settings


02
図2. Outlet Settings for Group


03
図3. Shutdown

Schneider Electric 日本

PowerChute Network Shutdown 電源障害時のシャットダウンシーケンス (Smart-UPS SMTシリーズ 1000VA以上)

PowerChute Network Shutdown利用時の電源障害発生後、UPSへのシャットダウン命令の送信のタイミング、
UPSの出力停止から、電源回復後の出力開始までの設定方法の説明です。

【対象UPS】
アウトレットグループがある 1000VA以上のSmart-UPS

 ・ Smart-UPS LCD SMTシリーズ
     SMT1000J, SMT1500J, SMT2200J, SMT3000J
     SMT1500RMJ2U, SMT3000RMJ2U

     (SMT500J, SMT750J, SMT750RMJ1U, SMT1200RMJ1U, SMT1K2RJ1U は本コンテンツの対象外です)

 

sequence

                                                                      シャットダウンシーケンス

 

Main Outletを持つSmart-UPSでは
 出力の停止:            Outlet Group1, Main UPS Outletsの順で停止
 起動時の出力開始:   Main UPS Outlets, Outlet Group1の順で起動
の順序で作動します。


コンピュータがシャットダウンプロセスを開始してからUPSが出力停止するまでの時間設定、
電源障害回復後のUPS自動起動やUPS Turn Offの動作は、UPSに装着されている
Network Management Cardに対して設定します。

[Network Management Card へのアクセス]
PowerChute Network Shutdownの画面から ▼UPS Information 以下UPS型番の "Configuration"
もしくはWebブラウザから"http://[ Network Management CardのIPアドレス ] で
Network Management Cardにアクセスしてください。


【設定項目】

1. Power Off Delay

UPSのシャットダウンシーケンスが開始されてから各コンセントの出力が停止するまでの時間です。(最小値120秒)
先にOutlet Group1が停止し、そのあとにMain UPS Outletsが設定した時間で停止します。

● UPS OutletsをもつSmart-UPS SMTシリーズの場合
シャットダウンシーケンスが実行されると、Outlet Group1の出力を停止したのち、
Main UPS Outletsの出力停止のカウントダウンが開始します。
・ 仕様上、Outlet Group1よりも先にMain UPS Outletsを停止することはできません。
・ PowerChute Network Shutdownのコマンド実行が設定されている、
    もしくは仮想化環境での使用の場合にはその時間も含めて自動でPower Off Delayに計算され反映されます。

[設定方法]
 設定画面 (図1) Configuration → Outlet Groups → Outlet Group Settings を表示します。
 ここでMain UPS Outlets, Group 1 (Outlet Group 1) の設定していくアウトレットを選択します
   → Sequencing(図2) → Power Off Delay: に 時間 (秒, 最小値120秒) をそれぞれのコンセントに対して設定します。
   

 
2. Reboot Duration
他のコンセントグループに関係なく、少なくともここで指定した時間の間、個別のグループを電源オフのままにします。

 [設定方法]
 設定画面 (図1) Configuration → outlet groups → Outlet Group Settings を表示します。
 "対象Outlet Group選択"Sequencing(図2) → Reboot Duration: に時間(秒・選択変更可能)を設定します。

 
3. Sleep / Turn Off
シャットダウンプロセス終了時にUPSをスリープ状態に移行させ、UPS自身が電源障害復旧時に自動起動できるように設定。
またはシャットダウンプロセス終了時にUPSをOFFするように設定するのかにより動作が異なります。

[設定方法]
・ シャットダウンプロセス終了時UPSをスリープ状態にし電源障害復旧後、UPS自身が自動起動出来るようにする場合
  設定画面 Configuration → Shutdown → On-Battery Shutdown Behavior:(図3)
  の設定を Restart when power is restored に設定します。

・ シャットダウンプロセス終了時UPSをOFFにする場合
   設定画面 Configuration → Shutdown → On-Battery Shutdown Behavior:(図3) の設定を Turn off Stay off に設定します。
 
【注意事項】  
Turn Off Stay Off に設定した場合、シャットダウンプロセス終了時にUPSはTurn Offし、
電源障害復旧後にUPSは自動起動しません。
UPSを起動するには手動で電源ボタンを押す、または Network Management CardなどからTurn Onします。
 

4. Power On Delay/Min Return Runtime
電源障害によるシャットダウンの後、 UPSをオンする為に必要な最低限のバッテリ容量、待機時間をカウントします。
電源障害発生時、復電しても再度電源障害が発生することを想定した場合、
バッテリー充電容量が下がっている状態でUPSとOSを再起動させると、再度電源障害が発生した際に、
OSのシャットダウン途中でUPSのバッテリが尽きてしまうことも考えられます。
これを防止する為に、一定容量充電されるまでUPSを起動しないように設定することが可能です。

[設定方法]
・ 設定画面 (図1)  タブ[UPS] → Configuration → outlet groups → Outlet Group Settings → ここで対象Outlet Groupを選択します
                            → Sequencing(図2) → Power on Delay: に待機時間を秒で設定します。

Network Management Card画面

01

                                 図1. Outlet Group Settings


02
                             図2. Outlet Settings for Group


03
                                    図3. Shutdown

Schneider Electric 日本

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